2013年8月31日土曜日

オリジナル浴衣の制作

弊社のメイン商品は、旅館やホテルなどで使われている業務用の浴衣です。

基本的に旅館やホテルなどで使われている浴衣はオーダーメイド
ていうか、名前やその旅館独自の柄だったりするわけで、当然専用に作っています。









実は浴衣を作るには、生地を綿100%でやるか、T/Cでやるか、生地巾はどうするか、色数、仕立など色々な問題があります。


とりあえずご希望をお聞かせください
弊社で一番ご希望に沿ったものをご提案させていただきます。


オリジナルの浴衣は、まさしく弊社の一番得意とするところ。
ぜひご連絡下さい。





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アイエス産業株式会社

〒431-1111
静岡県浜松市西区伊左地町2473-4
 TEL:053-485-8829
  FAX:053-522-7949
  mail:is-sangyou@ryokan-yukata.jp

 担当:石津成一
 担当直通電話:090-4162-9387


静岡県浜松市の浴衣

弊社のある静岡県浜松市は、日本一の浴衣の生産地です。


江戸時代から昭和初期にかけて、浜松市は日本有数の綿花の生産地でした。
その大量の綿花をうけて、革新的な織機が発明されました。

それがTOYOTAの創業者豊田佐吉やSUZUKIの創業者だったりします。


また天竜川の伏流水が豊富な事もあり、大阪で発明された「注染」と呼ばれる、一つの型で多色染めが出来る方法が伝えられると一気に浴衣の生産が盛んになりました。












一般用の浴衣の生産が盛んになると、旅館などに浴衣を売り込む人も増え、業務用の浴衣の生産も盛んになってきました。


現在、一般用の浴衣の生産の国内シェアは6割と聞いています。
ですが業務用の浴衣の生産に限ってみると、8割以上が浜松で作られているのではないでしょうか。


伝統的に浴衣が作られてきた浜松市には、他の地域にはない技術と経験の蓄積があります。
また、せまい地域に物づくりの工場が集まっていることも、他の地域には見られません。



これらの知識と技術と経験を生かして、弊社も旅館浴衣を作っております。



2013年8月30日金曜日

旅館浴衣の生地

旅館浴衣と一般の浴衣は別物です。

何故かって?
それは使い方(着方)が違うからです。



旅館の浴衣は、宿泊者へ寝巻として貸し出される物です。
一般の浴衣は、外出着。”おしゃれ”です。



仕立、染めの違いときたら、次は生地。





旅館浴衣の生地のアップ



旅館浴衣は寝巻として使われます。
ですので気持ちの良い天然素材=綿が使われます。

そして使用後は洗濯をし、また次のお客様へ備えます。




寝巻、繰り返しの洗濯、ということで、旅館浴衣一般浴衣よりも厚手の生地を使います。

一番多いのは、30/20と呼ばれる生地。他にも1000本、20/20とか色々な種類がありますが、いずれも一般用の浴衣の生地よりも厚手です。


基本的に綿100%ですが、洗濯の持ちを良くするためT/C 30/70という化繊混紡生地も使われるようになりました。化繊が入っていると言っても、ほとんどが綿ですので肌触りはサラサラしています。



色々な特徴がありますが、やはり使い方に基づいての仕様です。


旅館浴衣の染め

旅館の浴衣は、一般用の浴衣と違い何度も何度も洗濯をして使われます。
そのため耐久性の高い、特殊な染め方をします。


すみません、染め方と書いてしまいましたが、正確にはプリントです(汗)
プリントの利点は、変色しにくい事。
漂白剤などの化学薬品でも色が変わりません。


で、旅館浴衣のプリントは、染め並の耐久性を持った”ディクセル方式”のプリントで施されています。





ディクセル方式のプリント風景



旅館浴衣は、海外で作られることが多くなってきましたが、ディクセル方式でプリントできるのは日本国内だけです。
よく「ディクセル顔料を使っているから・・・」みたいな言い方を耳にしますが、ディクセルとは専用の前工程、専用顔料、専門のプリント、専用の後工程など一連の工程すべてが指定されており、ディック(大日本インキ)の認定工場でしかできません。



弊社のある静岡県浜松市には、ディック指定の工場が三軒あります。
弊社の手掛ける日本製の旅館浴衣は、すべてディクセル方式の浴衣です♪



旅館浴衣と一般浴衣の仕立

 弊社が専門に扱う浴衣は、旅館やホテルで使われている業務用の寝巻仕立ての浴衣です。

この業務用の浴衣は、夏祭りや花火大会などで着られている一般用の浴衣と違う仕立で作られています。













すぐにわかるのは、袖の長さ
一般用の浴衣の袖は、袂が深く脇にはミヤツグチが開いています。脇のミヤツグチはここから手を入れ、余分な身ごろをたくしあげます。

一方業務用の浴衣の場合は、筒袖となり身ごろと直角に付けられています。しかも脇には力布が付けられています。


細かい所では、衿の巾が違いますし、元来一般用の浴衣は着る人それぞれで作られる物ですので、その人にあった仕立となります。





業務用の浴衣は 基本的に不特定多数の人が着ます
それを洗って、洗って、洗って使います。
そのため繰り返しの洗濯に耐えられるような仕立となっています。



仕立だけ見ても、一般浴衣と業務用の浴衣が別物だとわかります。



2013年8月29日木曜日

旅館浴衣の専門店 アイエス産業です

弊社は、国産浴衣の産地”静岡県浜松市”にある、旅館浴衣の専門店「アイエス産業(株)」です。



弊社で取り扱っている浴衣は、旅館やホテルなどで使われている業務用の寝巻仕立ての浴衣です。夏祭りや花火大会などで着られている一般向けの浴衣ではありません



業務用の浴衣の特徴は、不特定多数の人が着て、繰り返し洗って使われること。
そのため一般用の浴衣とは、違う生地、違う仕立、違う染めになっています。
言うなれば同じ浴衣と名前が付いていても、まるっきり違う物と言えます。












静岡県浜松市は一般用の浴衣の生産が日本一。
業務用の浴衣も日本一。


多分ですが、一般用の浴衣の全国のシェアよりも業務用の浴衣のシェア率は高いのではないでしょうか。



せっかく浜松市の特産なのに知っている人が少ない業務用浴衣の生産・・・
できるだけ告知していきたいと思っています。