茶羽織(半天)、丹前というと、綿入れの物が一般的です。
でもそれが果たして、業務用として不特定多数の人が着るような使い方に適しているのでしょうか?
不特定多数の人が羽織る物は、使うたびに洗濯をしなくてはいけません。
誰が着たかわからない物を出されて、すぐに袖を通せるほど無神経にはいられません。
綿入れの物は、どのように洗濯をするのでしょう?
当然プロに任せるしかありませんが、それでも何度も洗って使えるかというとそこまでの耐久性はありません。
というわけで、業務用に使われる茶羽織(半天)、丹前は、厚手のウール生地の物になります。
でも着心地の良いのは、綿入れの物です。
ようは使い方の問題で、自宅で着るなら綿入れ、業務用として不特定多数の人が着るならウール、をお薦めします。
ただ着心地と丈夫さを両立させた茶羽織(半天)、丹前 もあったりして。
でもそれはやっぱり高価だったりします。
使う場所、着る人、価格のバランスを考えて、選ぶのが大切かと思われます。
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