弊社が専門に扱う浴衣は、旅館やホテルで使われている業務用の寝巻仕立ての浴衣です。
この業務用の浴衣は、夏祭りや花火大会などで着られている一般用の浴衣と違う仕立で作られています。
すぐにわかるのは、袖の長さ。
一般用の浴衣の袖は、袂が深く脇にはミヤツグチが開いています。脇のミヤツグチはここから手を入れ、余分な身ごろをたくしあげます。
一方業務用の浴衣の場合は、筒袖となり身ごろと直角に付けられています。しかも脇には力布が付けられています。
細かい所では、衿の巾が違いますし、元来一般用の浴衣は着る人それぞれで作られる物ですので、その人にあった仕立となります。
業務用の浴衣は 基本的に不特定多数の人が着ます。
それを洗って、洗って、洗って使います。
そのため繰り返しの洗濯に耐えられるような仕立となっています。
仕立だけ見ても、一般浴衣と業務用の浴衣が別物だとわかります。
0 件のコメント:
コメントを投稿