何故かって?
それは使い方(着方)が違うからです。
旅館の浴衣は、宿泊者へ寝巻として貸し出される物です。
一般の浴衣は、外出着。”おしゃれ”です。
仕立、染めの違いときたら、次は生地。
旅館浴衣の生地のアップ |
旅館浴衣は寝巻として使われます。
ですので気持ちの良い天然素材=綿が使われます。
そして使用後は洗濯をし、また次のお客様へ備えます。
寝巻、繰り返しの洗濯、ということで、旅館浴衣は一般浴衣よりも厚手の生地を使います。
一番多いのは、30/20と呼ばれる生地。他にも1000本、20/20とか色々な種類がありますが、いずれも一般用の浴衣の生地よりも厚手です。
基本的に綿100%ですが、洗濯の持ちを良くするためT/C 30/70という化繊混紡生地も使われるようになりました。化繊が入っていると言っても、ほとんどが綿ですので肌触りはサラサラしています。
色々な特徴がありますが、やはり使い方に基づいての仕様です。
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