旅館やホテルなどで提供される浴衣ですが、夏祭りや花火大会の時に着られる浴衣とは、同じ浴衣ですが全くの別物です。
夏祭りや花火大会の時の浴衣は、個人で所有して外で着る物です。
旅館やホテルなどで提供される浴衣は、寝巻として不特定多数の人が着て、毎日洗濯されます。
不特定多数の人が着る=どんな人が着ても無難にまとまる柄。
また羽織や帯に左右されない柄。
また毎日洗濯されるという非常に過酷な扱いですので、生地もプリントもしっかりと耐久性のある物になっています。
業界的には値段先行。
安い物、安い物を追いかける風潮がありますが、価格と品質が比例する世界でもあります。
安かろう悪かろうになってしまいます。
日本製の浴衣は、基本的にディクセル方式の顔料プリントで、高い耐久性があります。
輸入浴衣は普通の顔料プリント。安いけど耐久性はかなり落ちます。
また日本製でも、安くあげるために普通の顔料プリントを使うトコロもあります。
正直、「ディクセル方式顔料プリント」と言ってもわからない人の方が多いと思います。
ですが、やはり一般の人では無く、旅館・ホテル業界の人ならば、知っていないとだまされる言葉ですので、商品を見極めるためにも知っていただきたいと思います。
ちなみに浜松で作られた業務用の浴衣は、全てディクセル方式です。
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