先日の記事のウールの茶羽織が出来てきました。
そうウール生地が無くて困った、という話です。
結局、スーツ用のウール100%生地を使い茶羽織を仕立てたのですが、うん、ハリがあって薄くても温かそうで、とても上品な感じです。
これは良い物が出来上がりました。
「ウールは風が通ると温かくなるんだよ。」
ウールを専門に扱う会社の社長さんが教えてくれました。
昔はウールの生地をどこでも在庫していて、注文が来るとすぐに仕立てて出荷していたそうです。
でも今では注文自体が少なくなり、受注してから生地を織り、織った生地は全て仕立てて出荷となりました。
確かに生地を積んでいてもそう売れるわけでは無く、会社の負担になるばかりです。
けどウールが売れなくなって、その代わりにポリエステルばかりになっている今の流れは、ちょっと寂しく感じます。
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