2015年8月4日火曜日

旅館浴衣の生地について

汗を良く吸い取り、風合いが柔らか、でも漂白剤を入れて洗濯機で洗う事ができる、旅館浴衣の生地に注目するトコロが多くなっています。

でもちょっと待ってください。
一般的なアパレルの生地とは違い、旅館浴衣は生地で在庫されている物ではありません。
必要に応じて作られる物です。


だって、旅館の浴衣って名前やロゴが入っているじゃないですか。
そんな生地、在庫で取っておいたって、他には使えません。
だから生地を作ったら、全部浴衣に仕立てて納めます。




日本製 旅館浴衣 生地


ロゴや名前の入っていないデザインも、けっこうたくさんあります。
ただ、それらのデザインも生地で置いてあるのではなく、「自由に使っていい型」として置いてあります。
浴衣に仕立てる場合は、その型を使って生地を作ります。


一般的なアパレルの生地よりも少ない量で作れますよ、と言っても、「うーん。やっぱいいや。」って断られる話が殆ど・・・

もっと、「この柄で、色はコレに変えて・・・」みたいに話が進めば面白いのですが、やっぱり繊維関係の会社は、どこも体力が衰えているのでしょうか。
せっかく新しいモノができるきっかけだと思うのですが、話が途切れてしまうのは寂しい物です。



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