2014年5月7日水曜日

晒生地

生地には色々な種類があります。
巾や糸の打ち込み本数、使っている糸の太さまで、色々とあります。



一般的に「晒」生地として販売されているのは”文生地”です。
20番手の糸を縦横に使い、巾は34cm。打ち込み本数も少なく、布おむつや服の裏地、ふんどしなどに最適な生地です。

岡よりも一ランク上なのが”岡生地”です。
打ち込みが多くてしっかりとハリがあります。手ぬぐいなどに使われます。




晒生地




旅館浴衣に使われるのは、”特岡”です。
岡よりもさらに打ち込み本数が多く、また糸も30/20と細い糸を使っています。
何度も何度も洗って使われる生地ですので、とても丈夫に織られています。




実は旅館浴衣の生地は、特岡だけでなく、もっと打ち込みの良い千本とか20/20とか色々あります。
打ち込みが多ければ、それだけで値段の高い生地になりますし、あとは需要の多さも価格に反映してきます。



まぁ、色々と書いてみましたが、一般的な旅館浴衣の生地は、”特岡”と言う事です。
で、普通に袋入れで売られている晒生地より、品質が良いよ、と言う事です。


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