どうしても繊維製品って、価格が底なしと思われているようで・・・・
「浜松でバスローブを縫ってもらえない?月1500着あるけど。縫製賃は1枚1500円で。」
えっ!?無理です。そんなに安いのは。海外でやったらどうですか?
「中国が値上がりしてきたから、頼んでるんだろうに!」
え~~~・・・、中国で断られた金額でやらせようとしているんですか~・・・
「手ぬぐい作ろうと思うんだけど、1枚100円でできないかなぁ。5000枚くらいあるんだけど。」
デザインによりますよ。あと生地もどうします。
「やっぱりきちんとした物使いたいから生地はちゃんとした物で、デザインは地色に4色。」
地色が付くと割高です。値段も値段ですから、生地もワンランク落として、デザインも少し変更しないと納まりませんが・・・
「予算が決まっているから値段は無理。あとデザインも変更できないし、何とかしてよ。」
何ともなりません・・・
モノを作るのには、色々な工程が必要で、その工程一つ一つに人がついていて、当然人がつくと人件費がかかります。
繊維製品は、ユニクロやしまむら、100円均一など激安店ができたため、とても安くできるような錯覚に陥っているようです。
安い製品は安いなりに理由があります。
10万個単位の発注量とか、仕立縫製の簡略化、とか。
価格を抑えようとするのはわかりますが、度を超えて安く言ってくるのはもう・・・
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