旅館の浴衣と一般浴衣の違いは・・・、と説明するより、同じ浴衣と名前が付いているけどぜんぜん別物だよ、と言った方が良い気がするこの頃。
そう、仕立ても生地も別なのです。
だって使う目的が違うから。
1、生地は30/20綿生地、もしくはTC30/70。
2、小巾もあるけど広巾生地も良く使う。
3、顔料プリント
4、衿巾、奥身が狭い。
5、袖が筒袖
大きく言うと、上記の事が旅館浴衣の特徴です。
最近では一般用の浴衣と変わらないような柄も出てきましたが、以前はデザインも違っていました。
・濃い色のべた部分は作らない。
・ベタ分を入れる時は地紋を入れる。
・色は3色までしか使えない。
どれもこれも、着用→洗濯を毎日繰り返して使われる事を目的としています。
「旅館浴衣は浴衣の偽物」そんな言い方をする人もいますが、旅館浴衣は使う目的に沿って作られたとても機能的なものだと思います。
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